2019年04月17日

TTG5

工房に入った建具たち。
工房アイドルTTG5のディティール集です。

こういうのは、納まり考えるは結構簡単で、作るのは難しい、
言うは易く行うは難し、というやつですね。
という訳で、建具を制作してくれたao factoryのあつお君には感謝です。

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枠は切り欠いて、しっかり厚みは持たせながらも、見え寸は12mmの細っそりとした枠。

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台形窓のつなぎ部分。

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こちらも12mmのほっそり枠。ガラスは上面から滑らせ、ガラスの留め木不要にして、
さっぱりした収まりに。

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こちらの建具もガラスを上面から滑らせる。
枠はテーパーとって、すっきりと。

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正面の窓。こちらも上面からガラスを滑り込ませ仕様だけど、ペアガラス。
クリアランス0でペアガラスが入ってます。
あつおくん建具は初めて作ると言ってたけど、初めてでこんなの作れるの
信じらんない。いやはや有難いです。
内側と外側が繋がるように意図して、外からの見えの寸法は
自然界のサイズバランスで。

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部屋の真ん中の建具。壁と建具の中間的な存在になるように、
ファニチャーリノリウムを使う。最初は床もファニチャーリノリウム使おうと
考えてた位、好きな素材。学生時代から、いつか使いたいと考えておりました。

工房アイドルと最初に書きましたが、冗談でもなんでもなく、僕にとっては
本当にそんな存在になりました。




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2019年04月15日

復活

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ず〜っと、ずっと言いたかった一言を言います。

復活しました!

これまで、作業再開と、ごにゃごにゃした言葉で書いておりましたが、
工房に建具も入り、ビニールシートも取り払われ、
落ち着いた状態で、制作出来るようになりました。
これを復活と呼ばず、何という。

復活までの9ヶ月、とっても長かったです。

自分の中では、制作再開までの3ヶ月は前半戦。
そこからは後半戦と呼んでおり、
後半戦がなかなか、厳しい時間でした。

なんだか自分がすっからかんになったような気もします。
ですので、復活し、これからしっかりと歩んでいきたいという思いから、
ブログ書いております。

前半戦は、前にも心情を書いておりますので、
ここでは書きませんが、
後半戦の事についてはあまり書いてなかったと思います。

今でもどう書いたら、良いのかは少々戸惑っておりますが、
書きます。

後半戦は、言うならば宙ぶらりんな時間でした。

水没して2ヶ月くらいの時に、災害関係の本を呼んで、
精神状態などがどのようになるのか、知っておこうと思い、
何冊か読み、中井久夫さんの「災害がほんとうに襲った時」という
本の中に、4ヶ月の壁の話がありました。
緊張状態が続くと、4ヶ月くらいで伸びきったゴムのようになる、
と書いており、そうならないよう注意しようと、なるべく休み、リラックスするように
心がけておりましたが、

やはり、私も人間。休んだとて、やってきました。4ヶ月の壁が。
12月位から、急にキツくなってきました。

通常の時であれば、建具がなくても先に進もうと思えるのですが、
新しく上がった革が、根本から見直さなくては、というものでしたし、
革自体も磨きが入りにくかったり、今までの作り方ではうまくいかず、
制作に1.4倍くらいかかるようになりました。

革のベースを実験的に試したり、薬剤を研究したりして
制作やら、革やらのベース部分の見直しが必要になりました。
となると、活動のベース部分が揺らぎ、
この状況では先に進むより、空中分解しないよう、
しっかりと目の前の事に取り組もうと思いました。
制作に時間がかかるなら、じっくり時間をかけて、
革の見直しも一つ一つ、丁寧に。

そして、建具が入って、一つ終わったら、また一つと進めて行こうと
決めました。

アントニオ猪木はこう言ってます。
「ピンチというのは、ひとつのものじゃなくて、いろんなヤッカイな事がダマになって
やってくる。だからみんな負けちゃう。そのダマを一つずつやっつけていけば、
ピンチってのは必ず乗り切れる。」と

なので、僕が一つ一つというのは、ピンチの乗り切り方に
アントニオ案を採用したからです。良い言葉を覚えているものですね。

そして、建具は当初12月に入る予定でしたが、
おそらく様々な理由で5、6回くらい延期になりました。
建具が入ったら次に行こうという、目標設定が肩透かしをくらって、
なかなか前に進んで行かない。「この日に入る!」っていう日程が
遅れるほど、その回数が増えるほど、厳しさは増していったように思う。

建具は大学の友人に頼んでおり、12月に友人は大きな怪我をしてしまい、
お見舞いに行ったのですが、しみじみと「お互い今年は不思議な年だったね。」
と振り返しました。

別に誰も悪くないし、工房に入った建具を眺めていると、
とっても良い仕事をしてくれたと思う。これからの時間を支えてくれるだろうと
感じる。

共同で何かを作る喜びや、デザインすることの楽しさも存分に味わった。
自分が共同作業がこんなに好きだったんだ、
デザイン楽しい!というのはすごく新鮮な発見でした。

改めて、時間がたった今、自分には何が出来たんだろう、
と問いかけてみる。
今から考えれば、建具がなくたって、いろいろ先のことやれば
良かったじゃん、とも思う。でも当時は、そんな延び延びになるとは
つゆ知らず。

それでも、自分に出来た事と言えば、おそらく自分の事を伝える事だったと
思う。キツイならキツイと伝え、しっかり自分の事を伝えても
何も変わらなかったかもしれないけど、それでも、伝える事が大切だった。

改めて思い返すと、これまで自分の事を伝える事は、あまりやってこなかった
ような気がする。自分で何とかする、と全部自分の肩に乗っけていた気がする。
怪人ショイコマーってやつです。

僕が後半戦で学んだ事があるとすれば、伝える事の大切さです。
なので、その部分は変わりたいと思います。

そう思うから、こうやってありのまま書いている訳です。
(変化しまっせっていう、宣言みたいなものです。)

本当は、

ふっっっっかぁ〜〜つ

って復活の際には書こうと&書きたいと思ってましたが、
少し静かに、復活しました。ってのが今の気分です。

とにもかくにも、活動が止まると、流れみたいなものも
止まる。過去の事は水に流して(ブラックジョーク?)
ひとつひとつ動かしていきたいと、思う所存でございます。

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2019年03月08日

ブリコラージュ型紙かけ

簡易型紙かけをちゃんとしたものに先日作り直しました。と言っても
10分位で出来ました。

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前にクランプでとりあえず作ったもの。

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パイプとなにかしらの配管パーツ

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余っていたZライトの受けパーツ

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あり合わせで、ものを作る快楽よ!


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2019年03月06日

わたくしの反リトルピープルモーメントの打ち立て方

我輩は工房である。窓はまだ無い。
というわけで、ビニールシートライフが続いております。

強化ガラスの生産が全国的に遅れている(ほんまかいな)らしく、
またもや延期。建具が取り付く段になると、いろんな事が巻き起こり先に進めない、
人参をぶら下げられた馬のような心境です。

そして、思った事。
リトルピープルはいる。(1Q84)
今回も建具をつけさせない勢力が
またしても良い仕事をしてくれた。

1Q84では、リトルピープルに対し、夢の中でふかえりちゃんと
交わり、反リトルピープルモーメントを打ち立てるのだけど、(読んでない人すみません)
僕はどのように反リトルピープルモーメントを打ち立てるのかというと、

そう、新作を作るんです。新作作りという、非現実空間で
リトルピープルに対抗する。
ここ2日は戦っておりましたよ、実に。
ここまで、延び延びになると、ほんと戦いの様相を帯びてくる。

冬の間は、工房で作業していると思うから、寒さが堪えるのであって、
外で作業していると思えば、少しは気持ちが楽なのでは、と思い立ち、
制作の事を、「野外活動」と呼び、そんな小手先で乗り切ろうと目論んで
おりましたが、そりゃ、どだい無理ですわ。

あっ、物理的アプローチとしてブルーシートを隠すべく、
カーテン付けました。付けた瞬間に「透けるんかい!」ってツッコミましたが・・・

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リトルピープルとの戦いで、新しいの10型作って、
削って5型生まれました。
最近の新作作りは、切り口だけ決めて作っていくと、
どんどん作りたい形が出てきて、思うがままにとりあえず作る。
今回は時間的制約もあり、10型で一度筆をおく。
それを削ったり、個々同士をフィードバックさせながら複数同時進行する作り方に
なってます。

いつも新作作るときは、アルバムをリピート再生にしますが、
今回は別野加奈さんのforget me notをリピート。すごく良いアルバムです。

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ボツボックス(ダンボール)

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生き残りボックス(ポリプロピレン)

明日は通常制作に戻ります。楽しい2日間でした。
リトルピープルよありがとう。(強がり)


おまけ
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網戸の納まりの図



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2019年02月07日

岡山弁講座「てご編」

今年は1月から毎日少しづつ工房の手入れをしておりました。

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工房見学の高校生に手伝ってもらい運んだ刻印機。
ストックルームの大きな棚なども運ぶ。

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空いたスペースに新しい棚がやって来てくれました。
これは使いやすい。持ってきてくれた福本さんに感謝です。
すっきりしました。

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簡易型紙かけを作る。(作る、という程のことではないけど。)

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久々の失敗。
ひっくり返しの際に革が裂ける。
こうならないように、
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の湿度計をセットして、見ながら行うのですが、
革がいつもよりしまっていたのが、原因でした。
最後の最後の工程なので、結構がっかり感があります。

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工房のそばの斜面ですが、先週末に近所の方々と、綺麗にしました。
先々週は地域の山水の井戸の整備があったり、ここ最近はどんどん
環境が良くなっています。この辺りの方言では手伝う事を、「てご」と言います。

僕は大阪に住んでいて離れた時に、方言喋れるようにしとけば良かった。
と感じましたので、岡山弁をマスターすべく、聞き耳をたてております。

「てごしましょっか?」くらいならサラッと言えるようになりました。
2月は近所の神社の床貼りの、てごがあります。
ほんと水の確保やら、なんでもかんでも自分たちでやってしまう、
おじいちゃん集団は頼もしい限りです。

水道管なんかも80過ぎのおじいちゃんが
「昔3年がかりで水道を引いた。」と言ってるのを聞くと、
我が家で山水が使えるのも、とっても有り難く感じます。
とはいえ、よくよく考えれば、全てのインフラはそうなんでしょうね。
有難や。

「てご」は手伝うと訳されますが、よくよく聞いてると、
どこかに「お互いさま」ってニュアンスがほんの少し混じっているのを
感じます。2月は我が家の切った木を燃やすのをてごしてもらうので、
てごのしあいですね。

工房の事を書こうと思って書いていたら、岡山弁について書いておりました。
「やこう」って岡山弁もあるのですが、これはなかなか使いこなせない!
使いこなせるようになったら、ここで書きます。



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2019年02月01日

何恍惚しとんねん

早くも2月。
本日は革が届く。数日前に失敗したと連絡をもらっていたブラウンの革。

「見てびっくりしないでね。」と革屋さんが言っていたので、
覚悟はしていたけれど、勿論びっくりする。

表面塗装もせず、顔料も吹き付けしない、素上げの革には全てが出る。
僕が今回ビックリしたのは、あまりにも多くのものが出ていたからで、
革屋さんも、ほんといろんなものが出過ぎですよね。
とおっしゃっていた。

現在ANDADURAの革は栃木レザー(タンナーさん)のベースを
革屋の佐藤さんに加工・仕上げを行ってもらい、まぁオリジナルの革を
作ってもらっている。

今回の失敗は前回のキャメルに続いての2連続で、
安定的に失敗するという事は、失敗の原因をつきとめるのに、もってこいなので、
革屋さんとじっくりお話をする。
そして、今回の革を見る前に、次からはベースの革を変えようと話し合っていた。

そこで、本日の革の到着である。
まぁ、たくさん出ておりました。あらゆるものが。
革の傷やスレや、しわなど、いつものものに加え、おそらくタンナーさんの
やっつけ感や、革屋さんの気合いやなど諸々、これでもかってくらい、見えた。
革のベースを変えるしかないな、と思うよりも、
そんないろいろなものを見て、美しいなと感じる自分がいる。

前回のキャメルの革は染料ムラが大きな失敗要因で、それを見ても、
使える部位が少ないな、とか、革足りなくなるから追加で頼まなきゃな、
などど現実問題を考えていたけど、
今回は、諸々を含めても「あぁ、綺麗だな。」と素材に吸い込まれているのだ。
銀河系の写真を見ているような、感覚で革を眺める。

そして、なにやら、自分が幸福感を感じている事に気がつく。

んっ、失敗した革を見て、美しいと思う自分の感性に幸福感を感じてんのか?
と自分に突っ込んでみると、どうやら違うらしく、
単純に、美しさと幸福感はすごく近い場所にあるらしい、という事に気がつく。

今回のブラウンの革は、凄い体験をさせてくれたと思う。
まぁ、失敗は失敗なので、痛手(失敗革も全て買りますので)をこうむった訳だけど、
そんな事を忘れるくらいの、ぶっ飛び体験でした。

仕事中に何恍惚しとんねん。と言われると、
顔を赤らめて、照れることしかできないけど、

一枚の革に世界を見。
一片の染料ムラに天を見る。
汝の掌に無限を据え、
一時の中に永遠を見よ。

ウィリアム・ブレイクの詩が降りてくるような、
そんな革でした。

まぁ、仕事中に何恍惚しとんねん、って話なんですけど。



posted by ヤマモト at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | note

2019年01月08日

2019年

2019年に入り1週間経ちましたが、
あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

毎年抱負めいたことを書いてましたが、
今年は一言。

みなさん、良い年にしていきましょう!



posted by ヤマモト at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | note

2018年12月31日

2018年

毎年恒例の一年の振り返り。
2018年はとっても不思議な年でした。
7月の工房水没に「まつわるあれやこれや」な一年でした。

そうは言っても、3月位から新作作りもしておりました。
新しい素材で作っており、やはり新しい素材は身体に馴染むまでに
時間がかかりますね。6月末くらいにいくつか完成。
ビニール工場に制作をお願いするものもあったり(もう出来上がっております。)
して、そろそろ出そうかなと思っている所の水没でした。

3ヶ月で制作再開したものの、制作しながらも「まつわるあれやこれや」
を行っており、使えなくなった革をどうするか?などの事もまだまだ課題は
残っております。さすがに、「まつわるあれやこれや」が5ヶ月を超えると、
ブーブー言っておりましたが、
久々に自分の弱さみたいなものに、向き合えました。
これは貴重な事ですね。水没して良かったとは全く思いませんが、
良かった事も結構ある、とは言いたい心持ちです。

昨日は工房の塗装を終えて、気持ち的に落ち着きました。
隣のお家の方が餅つきに誘って下さるので、年末らしい時間を楽しみました。
割れた器を直したりの年末恒例行事も無事進めております。

2019年は(毎年思う事だけど)とってもよい一年になりそうです。

とはいえ、先日中古の機材が出て来て、つぶれた工場にお邪魔したのですが、
お会いする同業の方々との話は、いつまで革が作れるのか、という話になります。
僕の仕事は材料や素材を作る方々や機材の整備をする方の様々な仕事があって、
成り立っている仕事ですが、加速度的にいろんなモノがなくなっていっているのを
実際にも肌感覚でも感じます。

仕事を始めた2010年にも、この時代にモノを作るって事が
なにかしらの、しんがりを努めているような感覚(好きでやっているんですが)
がありましたが、それがどんどん濃厚になってきている感じです。

とはいえ、2019年は良い一年になりそうな予感です。
まぁ、いつの時代も変化の中で何かをやっているのでしょうし、
変化するきっかけが向こうからやって来てくれるのは、(受け入れるしかないんだから)
グダグダ言わず、歓迎したいと思います。
どんな状況になっても何かを生み出すって事には希望があると思いますので・・・

持ち越す事も多いですが、清々しい心持ちで2019年を迎えられそうです。
いろいろお世話になりまくりの一年でした。ありがとうございます。
みなさまも良い年をお迎え下さい。

これから炭をおこして昨日ついた、お餅を焼きます。楽しみ!


posted by ヤマモト at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | note

2018年12月24日

Instagramはじめました

Instagramはじめました。
SNSはすごく久々でリテラシーはゼロに等しいですが、
宜しければandadura_yamamotoよりご覧下さい。




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2018年12月13日

ビニールシートライフ2

毎年思う事ですが、12月も半ば!一年が早い!
今日は風が強い1日。ビニールシートがしょっちゅうはがれます。
引き続きビニールシートライフを過ごしております。

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こんな感じで、光の感じなど確かめながら、建具を考える。

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在庫ボックスの様子。複数個になると、作りの個性が引き立って見える気がします。

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検品の様子。
刷毛で糸を毛羽だたせ、燃して使っていて毛羽立ちを抑える為の
ひと手間。こういう作業は気持ち作業と呼んでます。

窓枠も来年に持ち越しになってしまった・・・
年内に完成させたかったので、今年は強引に旧暦を採用しようと思います。


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2018年12月08日

ネコのおじちゃんの石垣

我が家の隣(と言っても50mくらい離れている)の家に住む
ネコのおじちゃん。ネコを沢山飼っているおじいちゃんを
我が家ではネコのおじちゃんと呼んでいる。

数ヶ月前から、日中にカンカンを石を割る音が聞こえる。音の元を
探すとネコのおじちゃんが石を割っているのが見える。
豪雨の時に崩れた岩をツルハシで砕いている。

そして、先日気が付くとネコのおじちゃんの家に石垣が出来ていた。
これって、あの割った石で組んだの?
これは、ちょっと信じられない。ねこのおじちゃんと呼んでいるけど、
おそらく80歳は超えているおじいちゃんだ。

出来上がった石垣が近くで見たいのと、石垣の作り方を教えてもらおうと、
ネコのおじちゃんを訪ねる。

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石垣の作り方を聞くと、薄々そういう答えが返ってくるかなと思っていたけど、
「適当に組む。」との事。
話を聞くと、豪雨の際に土砂崩れがあり、6個のおおきな岩が出て来た。
最初は業者さんにお願いして岩を砕いたけど、あとは、人力で
砕いて、石垣を組んだ、との事。

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近くの木にはネコのおじちゃんの腕時計が吊るしてあり
「まぁ、遊びみたいなもんじゃ。」とおっしゃる。

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石垣作りのコツは適当に組む事と、
素人ならば、キチンと面を揃えると綺麗に見える、と教えてもらいました。
文字で書くと出来なそうですが、実際に話を聞き、おじちゃんを見てると
出来るなと思わせてくれる、教えです。

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民俗学の宮本常一さんの石垣の話を思い出します。
綺麗に組まれた石垣を見て、誰にも見られないのに
どういう思いでこの美しい石垣を作ったのか、という話。

先日我が家の大家さんが家に来た時に、
立派な石垣が出来ているから見に行こうと、近くでマジマジと眺めていました。
「いい石垣ですよね。」と声をかけると、
「立派な石垣じゃ。」と。

家から毎日見える場所にある石垣だけど、
見てると、とっても気分が良くなる石垣です。



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2018年12月07日

現在のところの工房ビフォア、アフター

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ビフォア

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アフター


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2018年11月28日

ビニールシートライフ

少し前の事になりますが、毎年恒例の豪渓の紅葉を見に行って来ました。
庭のもみじがあるので、それに合わせて行けば良いと思ってましたが、

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1週間くらい遅かったみたいです。
しかし、それはそれで綺麗でした。

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先週工房の左官作業&板金作業が終わりました。
左官作業をするのに、荷物を部屋の真ん中に寄せる。
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しぶとく制作しています。

左官作業の様子
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自分で塗ろうと、夏に左官作業を教えてもらった、通称師匠にお願いしました。
(左官は自分では難しいと判断)

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簡単な箇所などは自分たちで行う。教えてもらいながら、一緒に作業。

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この状態が

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石膏塗りをを経て

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になります。(塗り立てほやほや。)
息をするように左官作業をする師匠。

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師匠の自作の道具たち。

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作業中に現れたトンボ。

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庭の紅葉もとっても綺麗でした。

一区切りついたので、建具を考える。
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なんだかんだで、図面を起こすより、1/1で考える方が早いので、実寸で寸法を確認
しながら進めます。型紙用の紙を間違えていつもより薄いものをまとめ買い
してしまいましたが、その紙が枠やら建具を考えるのに、役立ってくれました。

作業の度にビニールシートをかけたり、はずしたり、
そんな日々です。



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2018年11月11日

窓枠つきました

念願の窓枠が付きました。
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こんな風に組んでからはめ込みます。

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余っていた断熱材も入れこみました。ホームセンターの方が
床の断熱材を買った時に何故か1枚おまけ(ホームセンターでおまけなんて初めての
経験でした。)してくれましたので、それを使う。

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漆喰が塗れるように下地を作ります。

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お昼ごはんのひととき。隣には植える予定のモミジアオイとミカンがあります。

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革の在庫チェックが外から出来る。しないけど。

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枠が2重になるので、テーパーをつけてスッキリと。

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框はコンクリートを削ってはめ込み。

それにしても台形の窓は、見ていて不思議な気分になります。
使い勝手を良くするならば、壁面に寄せたり、細かい調整はするのですが、
この窓に関しては、その辺りはいっさい考えていません。
厚紙で開口部を作って見た際に、いざなわれる感じがすごくて、
その感じを追求してます。
モノそのものではなく、モノがもたらす心理的変化を形から
考えなきゃならないのですが、
どうやって考えたらいいのかは分かりません。

それって、デザインの範疇なのか、心理学的な事なのか分かりませんが、
まぁ分からないなりに(作業の合間に)考えてみます。

建具自体は12月中頃に出来るので、またビニールシートライフに戻ります。

それにしてもデザイン考えるのは楽しいです。
明日は掃除して通常制作に戻ります。


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2018年11月07日

通称力の場所

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工房の前にある庭を力の場所と呼んでます。
ここに来た時は植物がギュンギュンに植わってて、淀んでいましたが、
伸びすぎたトウヒの木を切ってもらったり、剪定したりしているうちに
良い場所になりました。
散歩の際に、気に入った花など咲いていると、この場所に植え替えたりしています。

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思わぬ花が咲いていたりと、休憩中などはこの場所に佇んでいたりもします。

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窓はオープンでやってましたが、寒くなって来たので、
ブルーシートをかけると、景色が見えた方がテンション上がるのを切に
感じます。作業中にはあまり見ないのに、です。

明日は念願の枠の取り付けです。窓本体はもう少し先ですが、
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友人が書いてくれた図面を見ながら、あれこれ考える。
近所の板金屋さんに相談したりして、いい感じになりそうです。
友人は建具は作るの初めてですが、すごく考えてくれているのでがビシビシ
図面から伝わって来て、有難い限りです。

ちなみに窓の素材はスプルース、というものを使います。
これはトウヒです。最初に切り倒した木の素材です。

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ミシンの糸通しにぴったりなもの見つけました。
カーテンを取り付ける金物です。ミシンをお使いの方にオススメです。

それにしても明日が楽しみです。


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2018年10月25日

ここ最近の工房(良いタイトル浮かばず)

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紅葉の葉先が色づき始めました。
工房は制作しながら、少しづつ整えてます。

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エフスタイルさんのステインプルーフシリーズの制作。
沢山作りました。検品中の様子です。

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お財布の制作途中。
長らく作ってなかったので、制作できるかドキドキしてましたが、
ちゃんと体は覚えているものですね。
パーツをパーツボックスに、どういう収め方していたかは完全に忘れております。

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おnewの在庫ボックスも届きました。相変わらず竹内紙器制作所さんに
制作してもらっております。

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内装の納まりを考えたり、

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機材のベルトが切れました。

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こういう時の為に数年前に買っておいたバンコードという素材。
初めての出番です。

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熱で接着しますので、すぐにベルトが作れます。
無事復活。オレンジ色がテンションが上がります。

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この辺りは街灯が全くないので、夜は吸い込まれるような漆黒です。

近所の豪渓は紅葉の名所ですが、いつも時期を見誤ります。
近くに紅葉があると、時期が分かるので、今年はドンピシャのタイミングで
行きたいと思います。自然界の燃えるような赤は最高です。


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2018年10月13日

制作再開します

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制作を再開します。
ようやく再開の目処が立ちました。というか、ここ数日は制作しておりました。

気が付けば頭がいつもの感じになっていて、ビックリしました。
それは、パーツボックスや道具達がいつもの場所に収まっているのを
見た時なのかもしれません。それともいつものラジオを聞きながら作業
している時なのかは分かりませんが、いつもの感じがやってきました。

いつもの感じがどんな感じなのかは説明が難しいですが、
いつもじゃない感じは、いろんな事は考えず、とにかく目の前の事をひとつづつ
という猪突猛進型な感じです。それもそのはず、整った場がないと、〜しながら
という事が出来ないのです。

まあともかく、いつもの感じになり、制作をしております。
とはいえ現場は、あれが無いとなって、制作をストップしたりしています。

自作のミシンの押さえ(縫う場所によって縫いやすいよう加工したものを
何種類か使ってます。)が無くなっていて、加工に適した押さえを探し加工する。
前のものより、糸1本分余裕を持たせて加工する。バフがけに少し時間をかけて、
鏡面仕上げにする。その方が錆びにくい。前はギリギリを攻めて加工していたけど、
今は糸1本分の余裕。これはその時の気分ですね。

水に浸かった現場から一人帰ったあと、
「大丈夫。3ヶ月でなんとかなる。」と言ったらしいのですが。(覚えてない。)
丁度3ヶ月で再開出来ました。

3ヶ月ぶりの制作でしたが、毎日やっている事のようでもありましたし、
新しい工房もずっと過ごしている工房のような気がしております。

実際に制作に戻る喜びもありますが、いろんな初めての事をする、チャレンジングな
日々からお別れする事に少々の寂しさ(秋のせい?)がある事も事実です。
そう考えると、それなりに楽しんでいたのですね。

一生のうち、こういう時間もそうそうないだろうから、しっかり味わってやろうと
思ってました。良い事もそうじゃない事も(良い悪いの判断はしないようにしていましたが)
しっかり味わいたいと思う強欲なわたくしであります。

とにかくいろんな方にお世話になりっぱなしの3ヶ月でした。
ですので、辛かったというよりは、有り難いと思う事が沢山あったなぁ、
という感覚が残っております。ほんとうにありがとうございました。こればっかりは
いくら物忘れが激しいからって、忘れられないです。

ひとまず制作再開しますのお知らせでした。
新工房は窓が無くても良い工房です。すごく作業しやすいです。
いろんな意味で自分で作った工房じゃないみたいです。
ありがとうございます。


posted by ヤマモト at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | note

2018年10月04日

マザーのマザー

ここ数日は型紙作りをしております。

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製品の型や成形に使うガイドや、荒断ちのカットガイドなども作ります。

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もし何かあってもと、全ての型のサイズを書き込んだものを、
一昨年くらいに思い立って作っていたのですが、それが大活躍です。
小さいものはPCから型紙を起こし、
大きいものはこのファイルを見ながら、作っていきます。

3月くらいから新しい素材で新作を作っていたのですが、
その型紙が紙で作ったもので残ってはいるので、安心していましたが、
紙は濡れると縮むのですね。全然信用できない型でした。
修行と思って作り直します。

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今回からマザー定規を決めました。大きいものはアルミ定規でサイズを
出したりしてましたが、アルミは気温による誤差が大きいので、
1000mmで1.5mmくらいずれたりしますので、
サイズのずれない定規を基準にする事にしました。
文化服装のウェブショップで購入したもので、文字が層になっていて、
メモリが消えにくい、というもの。確かに長らく使っているけど、
全然文字消えてないです。優れもの。

型紙は製品の母のようなもので、その型紙の母は定規ですね。
というわけで、定規はマザーのマザーです。これからも大切に使っていきます。


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2018年09月27日

窓はないけど気にしない

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工房いい感じに進んでおります。
本日は床下換気の穴あけ作業が終わりました。

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コア抜きと呼ばれる機械(借り物)を使って12cm厚のコンクリートに75mmの
穴を空けます。差し込みの角度がずれると、機械に身体ごと持っていかれて、
一人柔道みたいになります。力を入れて押さねばならないけど、軸がブレた時には
すぐにスイッチオフにしないと、手首がやられる機械です。
計9個換気口空けました。内一個は同業のjacouの田内さんに空けて
もらいました。タウさんが来てくれた時に、
「結構楽しいですよ。一個空けてみますか?」
と気軽に進めたけど、結構危険な作業でした。
気軽にお願いする作業じゃなかったです。いやはや。

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とこんな感じで、抜いたコンクリートの塊たち。

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こういう金物を取り付けます。これでオッケーかと思ったら、
施工説明書には要コーキングとの事。コーキング必要なんですね。

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先日ブログで書いた、モーター部品ですが、照明の回す所にジャストフィットしました。
見た目が野暮ったいですが、長らく一緒にやって来た相棒ですから、まぁ良いでしょう。

あとは地味な作業が続きます。道具を防錆保管のクオリティーから使えるものにする。
ミシンオイルはミシンに取っておきたかったので、オリーブオイルにつけていたので、
ベタベタするのを綺麗にします。

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青砥と呼ばれる研磨剤をバフにつけて地道に磨きます。

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まずは、よく使う道具から、手前の道具はお気に入りで、ハードに使っていたら、
3cm程折れたので、削り直しました。少し短くなったけど、使ってたら、慣れると思う。
革の印つけの道具だけど、おそらくうなぎの目打ちの道具です。
とっても使いやすい。

工房の景色を少々

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といつもの風景に近づいてきました。オーディオは生きてました。
念入りに洗いましたが、YAMAHAの木工精度はビックリでした。
水がまったく入った形跡無かったです。

気が付いたらミシンのキャスターのベアリングがぼろぼろと取れていましたので、
キャスターを交換しようとミシンをばらして横にすると、
ミシンの足から水が!さすがに放置はできないので、洗って、赤錆を黒錆に
変える転換スプレーをして組み直します。キャスターのネジがやや特殊で、
現在到着待ちです。

と地道な作業をしていて思うのは、よくぞこれだけ救出したよな、
という事です。これはわたくしの貧乏性の成せる技ですが、それ以上に
沢山の方のサポートがあっての事だなと、ひとつひとつの道具を触りながら
感慨に耽っていました。有り難い事です。

感慨に耽るという事は、作業は終盤という事で、窓はまだ無いけど気にしない。
作業は終盤です。


posted by ヤマモト at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | note

2018年09月21日

工房の進捗具合

すっかり涼しくなって、セーターを着たりもしております。
作業もいくぶん進みました。

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合板を貼り終え、ジャンプして具合を確認。

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床が高くなったので、梁を掃除して、照明の取り付け。

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掃除をすると、輪郭が締った空間になりますね。

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そして、床材を貼ります。

とここで、カメラが故障して、進捗状況が撮れなくなる。
ほんと家電関係が、壊れまくりです。水に浸かった訳でもないのに、
不思議です。

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床材も貼り終わり、最低限のものを入れました。
革のお直しも届いて、ほんと革屋さんに感謝です。

革も届いたし、自分でやるリフォーム作業はほとんど終わりました。
あと自分でやるのは、照明の配線やら、床下換気口を開けたりするくらいです。

とりあえずは、当分窓無し工房です。
内装の直しがあるので、物をあまり入れられないので、
だましだましやってゆきます。



posted by ヤマモト at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | note