2017年08月08日

価格改定とラインナップの変更について

こんにちは。
本日は岡山らしい快晴です。

さて、この度いくつかの変更があり、お知らせ致します。
少し長くなりますが、一読頂けたらと思います。

ANDADURAを始めてこの4月で7年が経ちました。
いろんな方に応援頂き、活動を続けてくることが出来ております。
ありがとうございます。
始まりの頃より、製品が良くなるよう、少しづつ改良を行いながら、
進めて参りました。
今後に向け、発展していくため、しっかり足元から見直し、
この度大きい変更を行う事に致しました。


・価格の改定について

原材料である革の値段が、ANDADURAを始めてから1.4倍になりました。
ここ2年は革の値上がりはないのですが、2年前の値上がりの際に、
やれる事をやってみてから、判断しようと試行錯誤してまいりました。
原材料費が、制作の工夫などでは、カバーしきれず、現価格での維持が難しいとの
判断に至りました。


・ラインナップの見直しについて

定番のものを継続して作り続けたい、という思いを持ってやって来ましたが、
新たしいものを作っていく為、ラインナップを絞る必要性を感じるようになりました。
その時々で本当に良いと思えるものに絞り、定番のものを安定的に作れるようにして、
継続的に新作を作っていけるように、していきたいと思います。

やはり、自分にとって、新作作りという時間が、ものを作り続ける上で、
本当に必要なんだなと思うことが多く、その思いを大切にしたいと思っております。

その他に、ネーム刻印の廃止など細かい変更点もございます。

価格や新しいラインナップは8月15日のHPの変更をもってお知らせさせて頂きます。
詳細をご希望な方が、いらっしゃいましたら、メールにてお連絡頂けたらと思います。

また現在糸色なども見直しております。ここから少々変更が続く事と思いますが、
新作が出来ました!と報告できる日を楽しみにしております。

今後とも、よろしくお願い致します。



          ANDADURA 山本祐介




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2017年08月03日

工房日誌

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一瞬コウモリと見間違えた蜘蛛の巣




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2017年08月01日

工房日誌

本日の工房

気温31℃ 湿度39%


先週、最近変な音が聞こえるようになった革漉き機「NIPPY」の修理を行う。
NIPPYは工房にある機械の中でも一番古い。
中古で買った時点でどれくらい使われていたか分からないほどの年代ものだが、
現役で日々活躍してくれている。
下町の親方さながらの貫禄がある機械だ。

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変な音が聞こえるという症状を、会社さんに電話越しに機械の音を聞いてもらったところ
変えた方がいいとパーツを教えてもらう。


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写真下が交換パーツ。円形部分が少しすり減っている。


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こちらも右側の新しいものへ交換。

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回転する歯は、半分以下にすり減っていた。


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歴史資料集に出てきそうな説明書をみながら、部品を入れ替え。


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パーツを取り替えました。


変な音も鳴らなくなり、これからも現役のNIPPY親方です。







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2017年07月26日

工房日誌 

本日の工房

気温 30度  湿度49%

ファスナー会社より、注文したものと違うファスナー届いた。
仕様が違うので、一本づつ道具を使って直していく。

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※この季節は首にアイスノンが必須です。



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2017年07月20日

工房日誌 7/20

本日の工房

気温 34℃    湿度 31%

エフスタイルさんの制作が終わり、通常制作に戻る。

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そろそろ、革屋さんからブラウンの革が届く。
と、ブログに書き込んだ所で、革が届いた。

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一枚一枚、厚みや状態を確認していく。
今回は全体的に革の仕上がりが薄い。
毎回、革の状態は違う。
どうしていくか、これから革屋さんと電話で相談する。

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2017年07月11日

磨きのこと

ANDADURAを手伝うことになり、はじめに覚えることになった行程が「磨き」という作業。
どこを磨くの?
そんな所からはじまった。

「磨き」とは、裁断したパーツの切り口をヤスリや布を使って磨き整えていく作業。
表の革をはじめ、財布内側も目に映る部分はパーツごとに磨きをかけていく。
黙々と行うこの作業は、製品作りの4割近くを締めている。
見えにくいけれど製品のクオリティに関わる基礎部分である。

「ものをつくることは、みることから始まる」

この作業に関わり始めた時に山本さんから言われた言葉だ。

「まずはつくるものをしっかりと見て。」

頭では分かるものの、「つくるもの」を見るより行程をメモしているノートを見ていた。

「ここは、二回磨くって書いてるから二回磨こう」とか。
「ここは、粗めのヤスリを使うんだ」とか。

ノートの通りにやっても、上手くいかない。
あまりにも出来なくて、簡単なパーツを時間をかけてもいいからちゃんと磨き終える練習をすることにした。

「ここはなるべく早く手を手を動かしたほうがいいかな」
「ここは実は力を入れない方がいい」

自分の身体と頭でみていく。
その作業を繰り返す。気づけばノートを見なくなった頃、はじめて「ok」が出た。

繰り返しに見える同じ作業も、革は生き物だったから一枚一枚違う。
個体差があるから、全く同じ状態ということはない。
だからこそ、メモではなくて自分の身体で見ることが必要になる。
言葉でまとめていったものの、まだまだ勉強中。

磨きの作業をすると、毎日手がインクだらけになる。
しみだらけの手に最初は落ち着かなかったけど。
寝る前にはインクのない元の手に戻っていることが、
なんだかおもしろいと思う今日この頃です。


磨きの前後

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こんな道具を使っています。

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2017年07月05日

工房までの道すがら

岡山の総社は梅雨らしい天気が続いている。
自宅も工房も山に近いから日に日に植物が成長していて、3月くらいから随分風景が変わったように思う
(山が近づいてきた!) 

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我が家と工房までは車で10分ほどの距離がある。
山本さんはバイクで、私は車でむかうことが多い。
行く途中に、お地蔵さんがある。
岡山に引っ越してきて1年半以上過ぎたけど気がついたのは少し前のこと。

山本「気づきよった?」
私「知らなかった。」

その道は車がじゃんじゃんと走る国道だけど、お地蔵さんがある辺りをゆっくりと走る。

「あっ!いた」

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毎日通る風景の中に、実は知らないことがたくさんある。
車から降りて見ると、意外に樹が大きかったことに気づいたり。
お地蔵さんがいたり。
川幅がおもったより大きかったり。

先日、岡山大学の松村圭一郎先生の「よそもの人類学者の新岡山論、カミと仏の岡山の巻」という講座をきいて。
古代から歴史のあるこの土地に、改めて興味が湧いてくる。
家から工房まででも名もなき古墳や、お宮や、お地蔵さんいて。
道すがら、遠い歴史(吉備国)の足跡を感じる。


そんなこんで、10分走ると工房に到着。

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こちらのことはまた次回に。



posted by ヤマモト at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ayanote

2017年06月30日

はじめまして。

去年からANDARURAの手伝いをはじめました、山本綾乃と申します。
今までは家の隣に工房があったので、なんとなく主人の仕事は見たことがありました。
実際に関わり自分の手を動かしてみて、その難しさや細かさにびっくりしました。
今もまだ初心者マークをつけながら作業しています。

今年の4月に京都にあるロクさんでの展示にて、ANDADURA・山本の隣から
みた風景や、日常の様子をお伝え出来たらと思い文章を書かせてもらいました。
綴る中でみえてくることがあって。
私自身も書くことでまたひとつANDADURAを知るような気がしています。
2017年の折り返し日、6月最後の金曜日の今日からブログを時々更新することに
しました。


ひとつの財布をみると、それは財布でしかないけれど。
その奥にいろんな人がいて、さまざまな行程があって、たくさんの時間や、
誰かの人生があるなあと、この文を書きながら思いました。
手に取ってくださる方がいること。
使ってくださる方がいること。
販売してくださる方がいること。
とてもありがたいなあと思います。


普段は表に出ない、もしかしたらそんなに出さなくてもいいことかもしれないけど。
時々綴っていきますのでどうぞよろしくお願いします。



posted by ヤマモト at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ayanote

2017年04月19日

牛窓クラフト散歩

牛窓クラフト散歩、無事終了しました。
家を空けたのがたった3日なのに、家に戻ると山が芽吹き、違う風景になってました。
新緑の緑はいいですね。毎日うっとりです。

牛窓での展示の風景を少々

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ANDADURAコーナー

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ANDADURAとひとつ屋根の下だった服部謙二郎さんの美しい手織り布たち。
光の具合や天気によって、表情が変わり見飽きませんでした。
雨が降って湿度が上がると、布もしっとりとした表情になるのがビックリ。

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岡山に引っ越して、近所の方々に自分の作ったモノを見て頂ける初めての機会でした。
大家さんも来てくれたし、引っ越しでお世話になった方々にも、そしてお財布を使って
頂いている方、初めて見て頂く方々。やはり作ったモノを見てもらえるのは
嬉しいものです。岡山という場所で、ようやく自己紹介が出来た感じです。

来て下さった皆さま、作り手の皆さま、大変なエネルギーをかけてクラフト散歩を
支えて下さったスタッフの皆さま、ありがとうございました。
楽しい時間でした!

そう言えば、前のブログで書いた、バカ桜。
桜の種類が違うよ、との指摘。僕がバカ山本でした。
まぁ、愛嬌という事で。

posted by ヤマモト at 18:23| Comment(0) | TrackBack(0) | note

2017年04月10日

革について

1日に2本のブログは久しぶりです。
展示会の際に様々な革を見て頂きましたが、ただ革だけより、補助のような文章が
あったほうが良かろうと、革についての文章を書きました。

革について書くのは、なかなか難しく、変に苦労話になったりしますので、
結構何度も書き直し、愛着もあるので、PCのブラックボックスに飲み込まれる前に、
こちらにアップします。


ANDADURAの革について

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この革はANDADURAで使用している革です。
出来上がったヌメ革から、加工しANDADURAの革を作ってもらっています。

通常は半裁と呼ばれる形で仕上げますが、
ANDADURAの革は半裁を幾つかに分けて仕上げております。
表に使用する革をなるべく良い部位で使えるようにする工夫でもあり、
なるべく残さず素材を使えるようにする工夫でもあります。
革屋さんが作業しやすい革の大きさも考慮し、分ける部分を考えてます。

革の隅に、六とか七とかの数字がありますが、
これは仕上げる前の革の厚みです。
通常は後漉きといって、出来上がった革を最後に漉いて厚みを調整するのですが、
ANDADURAの革は裏面も仕上げる為、最初に漉いてから革を仕上げてゆきます。
革を仕上げる加工の段階で、革の厚みも変化していきますので、
毎回加工前の厚みを分かるようにして、データをためてゆくわけです。

こんな風に、半裁の革を分けて作ったり、数字を刻んでもらったり、裏を仕上げたり、
毎回厚みが変わったりという(手間のかかる)革づくりが出来るのは、
佐藤さんという革屋さんの存在があってこそです。

ANDADURAを初めてすぐにいろいろな革屋さんを回ったのですが、
小さなロットでも、面白がって革を作ってくれるのは佐藤さんだけでした。
佐藤さん曰く「もう一人いるよ。」との事ですが、
ANDADURAが素材から作る事が出来るのは、そんな革屋さんに出会えたからです。

革というものは、シミもあるし、傷もあります。革を作る際に汚れもつきます。
染料が入りにくい部位もある自然物です。僕はよくナマモノと呼んでいますが、
それを裁断してお財布やペンケースなどを作っています。
同じように見えても、よくよく見れば一つ一つ違う表情を持っています。

革は日々僕が向かい合っているものでもあります。
革というナマモノと出来上がったもの、共にじっくりご覧頂けたらと思います。

去年から仕事を手伝ってもらっている妻の綾乃に、『-AYANO REPORT-』と称し、
見たこと、感じた事などの記録をまとめてもらっております。
興味ある方は、そちらも合わせてご覧いただけたら幸いです。


端革について
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こちらは、使われなかった革たちです。
端革を販売する事は今までしなかったのですが、
今回は展示会に合わせて販売致します。

展示している革のキャプションで革はナマモノと書きましたが、
端革をご覧頂く事がいちばんナマモノ感を感じて頂けるのでは、と思ったからです。

ここにある革は、革の質が悪かったり、厚みが足らなかったり、逆に厚すぎたり、
汚れてたり、など様々な理由で、使用しないと判断したものです。

端革は、いろんな時期のいろんな革が混ざっております。
革を作るにあたって、毎回作り方を微妙には変えてますが、
基本的には同じ作り方をしています。ロットによって色も違うし、質感も異なります。
さらに言えばロットが同じでも結構違ったりもします。

端革を通じて、革のナマモノ感を楽しんで頂けたら幸いです。
気に入った革がありましたら、何かに使って頂けたら嬉しいです。

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京都の桜を楽しみにしておりましたが、少し時期が早く、まだ咲いてなかったのですが、
1本時期を間違えて満開になってました。こういう桜を僕はバカ桜を呼んでます。
何故か自分と重ね合わせてしまうのは、僕だけでは無いはず!

posted by ヤマモト at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | note